ヤマで死なないサバイバルエッセンス / 1章:装備の基本と選び方MountainSafetySmartphoneFailureSoloHikingRiskスマホバッテリー切れバッテリーは命綱単独登山命を守る装備山の危険登山の教訓登山事故登山初心者注意遭難体験

1-8. スマホは命綱、電源の切れ目は命の切れ目〜モバイルバッテリー、もってますか?

MA-SAN
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内スマートフォンがあれば、山でも安心。そう思っていませんか?

地図、ライト、天気、通報…登山中に欠かせない機能をひとつに詰め込んだスマホは、まさに「現代の命綱」。しかしその命綱も、電池が切れた瞬間にただの重りに変わります。

今回は、30歳台の女性が実際に体験した「スマホの電源が尽きた遭難」の実例をもとに、山での電源管理がいかに命に直結するかを掘り下げていきます。

あなたのスマホ、山の中で最後まで“生き残れる”準備はできていますか?

通信手段を失うということ

30歳台の女性単独登山。
道が分からず、地図アプリを頼りに登り続け、日没後はスマホのライトで足元を照らしながらの下山。
しかし、登山口までもう少しというところで、バッテリー残量が3%を切り、救助要請をかけるも…

通報の途中で電源が落ち、彼女との通信は途絶えた。
SNS投稿写真の位置情報、GPSログ、最終通報地点の電波情報(誤差100m)をもとに捜索が始まったが、本人が暗闇の中をさらに移動していたため、特定には時間を要した。

発見時、彼女は足首の骨折と左肘の開放骨折により動けず、寒さと孤独に耐えていた。

スマホ依存の落とし穴と、バッテリー管理の盲点

スマートフォンは登山において「万能ツール」のように思われがちだが、その機能は全て「電源ありき」。以下のような盲点がある。

モバイルバッテリー選びの注意点

  • 容量不足:軽量モデル(5,000mAh)ではすぐ切れる
  • 寒冷地での性能低下:気温が下がると消耗が早まる
  • 電波の弱い場所:電波を探すためにバッテリーが激しく消耗
  • ケーブル忘れ:端子不一致や未持参で使えないことも

信頼できる装備の条件

  • 最低10,000mAh以上のモバイルバッテリー
  • 防水・耐衝撃性のあるモデル
  • ケーブルとセットでジップ袋に収納
  • 寒い時期は内ポケットで保温

筆者のバッテリー、Anker Power Bank 10000(上)とAnker PowerCore Essential 20000(下)

日帰りでも余裕持って10,000mAh、テント泊なら20,000mAh、縦走なら2つ持って行きます。

Anker Power Bank (10000mAh, 22.5W) (モバイルバッテリー 10000mAh 最大22.5W出力 USB-C & USB-C ケーブル付属 ディスプレイ搭載) 【USB PD/PowerIQ搭載/PSE技術基準適合】iPhone 16 / 15 Android iPad その他各種機器対応 (ブラック)
コンパクトサイズかつ安心の大容量:コンパクトサイズながら10000mAhの大容量で、iPhone 15を約2回、Galaxy S23を約1.8回充電することができます。
Anker PowerCore Essential 20000 (モバイルバッテリー 20000mAh) 【USB-C入力ポート/PSE技術基準適合/PowerIQ/低電流モード搭載】 iPhone iPad Android 各種対応 (ブラック)
2台同時充電可能な超大容量モバイルバッテリー サイズ:約158 x 74 x 19 mm 重量:約343g 入力:5V = 2A 出力:5V = 3A (各ポート最大2.4A) - 最先端技術よる高速かつ安全な充電 - 3000万人以上が支持する信頼の品質 Anker独自技術PowerIQとVoltageBoostによ...

コード付きなのでタイプCに揃えればコード忘れもなし、3年ほど使っていますがトラブルなし、2つ合わせても10,000円で購入可能。

山だけでなく日々の生活にも使えます。

節電も“命を守るスキル”

さらに電源を無駄遣いしない工夫も必要、時にポケットの中で勝手にライト起動、画面タッチセンサーの強弱で雨が降ると通電して誤操作などあるので設定でオート機能は切っておきましょう。

  • 機内モードの活用:通信を切ることで待機電力を削減
  • 写真・動画撮影の制限:記録よりも命を優先
  • アプリ通知の制限:バックグラウンド通信を防止
  • 画面の明るさを最小に:細かい設定で消耗を減らす

まとめ:電源は“命綱”

スマホは道を示し、光を灯し、助けを呼ぶ――そのすべてが、電源がある前提です。
山で「使えないスマホ」は、ただのオモリ、持っていないのと同じです。

スマホが、最後まで“生きて”いるために、バッテリーの備えを忘れないことが大事です。

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