
みなさん「ドラクエ」って知ってますか?主人公が冒険に出て悪者倒してゲームをクリアするってやつなんですけど、、、。
トレイルランや登山もアレと同じで、目標達成=目的地に到着を繰り返して行くことでレベルアップして行くわけです。
つまり、途中には敵(天候、ルートロスト、体調不良など)がいるわけですけどそれにしっかり対応していかなければならない。
なのにさ、帽子や可愛い服なんかの身につけても攻撃力も守備力も増えないものを買いまくって、本当に必要な武器(走力や体力)や防具(雨具やベースウェア)、回復や移動の呪文(応急手当知識や地図読みの知識)や回復道具(救護用品)持ってますか???って話。
今回は、守備力を固める「防具」の話でございます。

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雨具の性能劣化が“命取り”に─劣化を甘く見た登山者の末路
40代男性トレイルランナーの出来事、
雲取山に一泊、
単独で石尾根から奥多摩駅に向け下山中に
ルートを外し、気づけば道に迷った。
午後から天気は崩れ、
本降りの雨とともに気温も急低下。
尾根を吹く風は冷たいよ、
と小屋を出る時にレインウェアの有無を聞かれ
回答したとの情報。
上下のレインウェアを装着して
小屋を出発した目撃情報あり。
周囲からは
「薄手のものに見えたがしっかりとした装備だった」
との印象。
しかし、そのレインウェアは
ポケットにも入るようなサイズ感のもので、
メーカーのフラッグシップモデル、
値段は高かったものの
普段から防寒性能はないと思っていたとのこと。
また、高価だったので
買い替えを控えており
古く、シームテープが劣化していた。
縫い目から水がじわじわと染みこみ、
七ツ石山を通過時にはインナーも濡れはじめた。
さらに防寒性が足りないだけでなく、
手入れもされておらず水も弾かない、
軽くて薄い生地は
ビニール素材にも近いようなもので
透湿性も不十分。
内側は汗と湿気でじっとり。
冷えと濡れが体温を奪い、
やがて低体温症に。(一部本人談)
震えとともに判断力が鈍り、
最終的には自力での行動を断念し、
鷹の巣山の避難小屋で動けなくなった。
ここは携帯の電波が届かないので
打つ手がなくなっていたところを
発見した登山者がお湯を沸かし
温かいものを与え、
1名が下山後(電波が届かないので)救助要請。
もう1名は朝まで見知らぬその方に付き添い。
明け方にやっと救助隊が到着、
発見されたときには低体温症で
意識レベルが低下してしまっていた。
たまたま、
雨の中を登ってきた登山者がいなかったら、
どうなってましたか??
想像できますか??
「雨を防ぐ」だけでは不十分。 透湿性と防水性、防寒性を満たしたものが命を守る
登山用のレインウェアで重要なのは、
「濡れないこと」と「蒸れないこと」。
そして、「体温低下を防ぐこと」が求められます。
見た目や値段だけで選んでしまうと、
いざという時に
装備が“命のリスク”に変わる可能性があります。
トレイルランの
大会の「必携品」としての条件を満たすためだけ
の軽くて薄〜いレインウェア、
プロはそれでも良いからそれを宣伝します。
あなたの実力はどうですか?
ドラクエでもそうです、
レベルが高く攻撃力があれば
防御力はそんなに必要ないんです。
長く動き続けることができますか?
短い時間でゴールできますか?
動けなくなった時に羽織る一番外側の服、
それがレインウェアです。
お金をしっかりかけていますか?
可愛い帽子はひとつで良いので、
まずはしっかりとした防御を固めましょう。
可愛い帽子やカッコエエTシャツは
パフォーマンスを上げることはありませんが、
きちんとしたレインウェアはパフォーマンス低下を防ぐことができます。
✅ チェックすべき性能
性能項目 | 推奨レベル | 理由 |
---|---|---|
耐水圧 | 20,000mm以上 | 豪雨・風雨の稜線での対応。濡れてしまうと肌にくっついてしまうことがある。 |
透湿性 | 10,000g/㎡/24h以上 | 汗や湿気がこもると体温低下につながる、手入れも大切。 |
防寒性 | 3レイヤー | 生地感がしっかりしていて、風を通さない、寒い時に着ると安心するような性能があるか? |
登山者におすすめの本格レインウェア3選(現場目線で厳選)
🏔 モンベル|トレントフライヤージャケット
▶ 軽さと透湿性を極めた一着
- 独自素材スーパー ドライテック®(3レイヤー)採用
- 裏地は保水しにくい高密度ニットで快適
- 重量:186g/収納サイズ:7×7×15cm
特長
- K-Mono CUT(立体裁断)で動きやすい
- リフレクターテープ付きフロントジッパー
- トライアクスルフード&ロールアップ機能
- アクアテクト®ジッパーで止水性◎

🧗♂️ モンベル|ピークシェルジャケット
▶ 軽量かつ堅牢な高性能ゴアテックスモデル
- GORE-TEX ファブリクス3レイヤー採用
- 重量:185g/収納サイズ:7×7×15cm
特長
- K-Mono CUTで高い運動性
- スムースピットジップ搭載
- アクアテクト®ジッパー+袖口の接着加工
- リフレクター、胸ポケット、スタッフバッグ付き

🧥 ファイントラック|エバーブレス フォトンジャケット
▶ 国産ブランドの信頼と防水性を両立
- 透湿性:10,000g/㎡/24h
- 耐水圧:20,000mm
- 重量:メンズ300g/ウィメンズ280g
- フラップレスの新型止水ファスナー採用
特長
- 防水性が持続する高耐久素材
- シンプルな設計で動きやすく、信頼性が高い
- パンツとのセットアップも可能(別売)

私はレインウェア=エバーブレスフォトン
と認識しているくらいで、
12年前から3年ごとに買い替えて
現在のものは5着目。
1.2.3着目は
古い順にワサビ田の作業用、
雨の日のジョグ、練習用、
職場で仕事の時に着る用にしています。
4着目はトレイルランのレース用、
一番新しい5着目のものは
一軍装備として山行、アルプスなどの
長期縦走用に使っています。
パタゴニアを“選ばない”理由
パタゴニアのレインジャケットは
人気がありますが、
本格登山の現場では自分の感覚では
以下の懸念があります:
- 重量が重めで生地が厚く携帯性に劣る
- PFASを使用しないことに重点、現時点では撥水性の劣化が早く、持続性にやや不安
- とにかく高価。。。買い控えしてしまう。
- ライトハイクや街着としてはおしゃれで優秀だが、悪天候対応にはそこまで使い込めていないので慎重を要する。
(あくまでも私の感想なので
聞き流してくださいませ、
1着は持ってますけどかっこいいっす!)

まとめ:雨具は“保険”ではなく“盾”
雨具が命を守る。これは比喩ではなく、現実の話です。
「とりあえずこれでいいか」
と妥協した装備が、
いざという時にあなたを裏切るかもしれません。
同時に自然は簡単にあなたを裏切ります。
登山におけるレインウェアは、
雨対策ではな
く命を守る最後の「盾」です。
性能と信頼性を重視して、
「今の自分を守れる一着」を選びましょう。
雨の中登ってきた登山者は私と後輩、
雨の中下界に降りたのは後輩、
明け方まで付き添ったのは「私」です。
ってオチ。

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