さてさてあたたかくなってきたな。ワサビ田作業もどんどん本格的にやっていかないとな。
今回から作業に行ったらブログを上げる、そして通し番号をつけていくことにするよ。とにかくコツコツ畑を完成させていかないと。ただ、苗が手に入らなそうで凹み中。
朝イチ巨匠と合流
自分のワサビ田へと車を走らせていると、急斜面(崖?)を登っているS巨匠を発見。
声をかけると「ワサビの花」を収穫しに行くとのこと。
「見にいくかー?」と言ってもらえたので、
「手伝わせて下さい!!」とお願いして巨匠の田へ。
こちらは巨匠が植えて8ヶ月の「実生」。兎にも角にも勢いが違う、すごく元気が良く、もう来月には収穫とのこと。
何が違うのかはよく分からない、とにかく他の人の畑とは勢いが違うのだ。
急斜面のバラスは大きめに、緩斜面の棚のバラスは小さめに。作土を減らさない工夫とのこと、巨匠の畑は植える前からとにかくキレイ。美しいのだ。
巨匠の代わりにカゴを背負ってそこにどんどん花を摘む。市場に並べた時のために花が開きすぎていないものを選べとのこと。
すぐ食べるものは花が開いていても良いようだ。私にもかなりわけて頂いた。(この5倍くらいの量w)
自分のワサビ田へ
S巨匠に自分の田のことを話すと
①まずは囲いを作れ(鹿対策)
②植えるのは「実生」一択。
今日はワサビ屋さんの掻き子(ワサビ本体の横から出た2番子)をたくさんもらったので植えようと思ってきたのだが、
「ワサビ屋さんがくれるってことは商売にはならないって事、大したものが取れないって事、自分が汗水垂らした畑なら良いものを植えろ。」とのこと。
目から鱗と涙だ。
「良い苗が手に入らない。」そんなのわかっていた事じゃないか。まだ駆け出しのどこの人間かも分からないヤツに商売になるような優秀な苗が回ってくるはずもない。
焚き火をしながら考えていた。
自分がやるべきことは、しっかりとした畑を作り、囲いを万全にして、良い苗を手に入れることだ。
信用がなくて譲ってもらえないなら、信用がつくまではひたすらに、先輩方の田を手伝い、技術を学び、信頼を得て、苗を譲ってもらうのを待つのがひとつ。
あとは、実生の苗を作っているという静岡へと、とにかく行って直談判だ。
湧水がコンコンと湧き出る三段田、直したのはまだ一段目のみ。ここをまずしっかり直し、破れた網を立ち上げ、つなぎ合わせ囲いをしっかり作り上げること。まずはここからだ。
春が来ている。
自分のワサビ田までは車を停めてから歩いて45分。人がやらないからこそ条件が良いのだ。
春を告げる山菜、ワラビが顔を出していた。
花ワサビの季節
帰りにS巨匠の家に寄ると花ワサビを出荷のために奥さまがキレイに整え、パッケージングしていた。
重さを測り、長さを揃え、セロファンで巻く。ひと束250円で市場で売るとのこと。
手間と今しかない貴重さを考えるととても安い、安すぎる気がする、でも2つ手に取れば500円。4つ手に取れば1,000円。そういうことか。
朝の収穫分で市場に出せば30,000円分くらいか。
来年はこの季節にワサビの花を収穫したい。
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