登山用カメラとしてFUJIFILM X-T5 をレビューする。-登山者のための理想的な一眼レフの魅力解説-

山とカメラ
オレンジベア
オレンジベア

ヤマを歩いているときに信じられないような風景に出会うことがあるんだ。あんなときどうやって写せば、、、。その前にどんなカメラを使ったら良いんだ?!教えてMA-SAN!!

MA-SAN
MA-SAN

はいはい、呼びましたか?カメラ大好き、MA-SANです!私は一眼レフからミラーレス、コンパクト機、フルサイズからマイクロフォーサーズに至るまで様々なカメラを所持し使用してきました!その中で、登山に持っていくカメラは、あれがいい、これがいい、ってのがあるのですがまずはとりあえず今のメイン機?のFUJIFILMのX-T5をレビューします。

登山用カメラをレビューするにあたり…。

登山中の写真を残す、と言うのははっきり言って登山者のエゴにすぎないなぁ、と思うのです。

思い出を残しておきたい、誰かにこの景色を見せたい、いつかまたこの景色を見に戻って来たい、、、様々な思惑はあるけれど、その時その場所で見た風景はそれが一番で、それを心にしまいたいわけで、写真で撮ったその風景はあとから見ると思い出より遥かにかすんでしまう。それでもシャッターを切る、そこに山岳写真の面白さはあるのかな、と。

そして、少しでも目の前にある景色を思い出にしたい、写真を残したい、その気持ちがあるならば素晴らしいカメラを手に入れるべきだなぁ、と思うのです。

私は一眼レフからミラーレス、コンパクト機、フルサイズからマイクロフォーサーズに至るまで様々なカメラを所持し使用してきた中で、登山に持っていくカメラとして、まずはFUJIFILMのX-T5をレビューします。

大きく「描写性、動画性能、そして携帯性」という私が山でこのカメラを使用する三つの視点からXT-5の魅力を写真と共に伝えようと思います。

登山者にとって理想的なカメラはどれか?その答えがのひとつはこのFUJIFILMのX-T5であると思うのです!

FUJIFILM XT -5公式ページ

描写性の良さ: 高画質な登山風景を。

XT-5はAPS-Cフォーマットの4000万画素のセンサーを搭載し、豊かな色彩と細部まで鮮明な描写が可能。特に目の前の景色をより思い出に近い形で切り取ることができるため、フィルムシュミレーションは秀逸と感じます。いくつか作例と共にフィルムシュミレーションの例をお見せします。

思い出以上に鮮明に写真を残すVelvia

Velviaで撮影した赤岳からの風景

スタンダードな設定のPROVIA

Lightroomで雷鳥のあたりを少し明るくしているが基本無加工、空の色を上手く捉えるのはフジならでは。

独特な懐かしい写り方が特徴のクラシックネガ

西鎌尾根から槍ヶ岳を目指す。朝焼けを撮影すると独特な光線状態を表現できた。
朝露に濡れるチングルマと広がる雲海が素敵だった

 

動画性能の素晴らしさ: 臨場感ある映像を印象深く。

XT-5はFUJIFILMが「原点回帰」と謳い、静止画専用機としてその操作性等をアピールし打ち出したモデルであることから動画撮影が苦手と思われがちですが、全くそんなことはなく上位機種と同じポテンシャル・スペックを持っています。

まず、フィルムシュミレーションを用いた4K動画撮影が可能であることは他のメーカーにはない特徴で、登山中の臨場感ある瞬間も高解像度かつ印象深く表現できます。

また手ぶれ補正が効果的で、多くの資機材を携行できない縦走登山でも、クリアで迫力ある登山動画を撮影できます。

ワサビ田を切り取った動画。フィルムシュミレーションはETERNA ブリーチバイパスを使用した。

 

軽さがもたらす携帯性: 山行の負担を軽減し一瞬のチャンスも逃さない

XT-5はコンパクトかつ軽量で、登山時における携帯性が抜群。機動性に優れた557g軽量コンパクトボディに加えAPS-Cフォーマットを使用していることからレンズも非常に軽量です。これにより性能を犠牲にすることなく、軽量ボディが登山者にとって重要な要素となり、ストレスなく携帯できるところがこのカメラの素晴らしいところ。

岩陰から現れたオコジョを一瞬のチャンスも逃さず撮影できた。これは野口五郎岳から水晶岳岳に向かう稜線の途中で一瞬横切ったオコジョを撮影したもの。

まとめ:登山用一眼レフとして理想的な性能

XT-5は描写性、動画性能、携帯性の3つの面で素晴らしいバランスを持っている。山々の美しさを高画質で捉え、迫力ある動画も実現できる一方で、その軽量なボディは登山者にとって負担を最小限に抑えることができる。登山愛好者にとって理想的な登山用カメラと言えるだろう。

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